三宅正治(みやけまさはる)アナといえば競馬の実況中継ですね!
すっかりめざましテレビの人になった三宅正治アナですが、競馬の実況中継復帰はまだでしょうか?
競馬の実況にはかなり体力の充実が必要であることは、聞いていればわかります。
三宅正治アナが定年ちょっと手前であることも承知しています。
それでも三宅正治アナの競馬の実況復帰の朗報を待ち続けるファンがいます!
過去の三宅正治アナによるダービー実況を聞いてみましょう!
「フサイチコンコルド」1996年日本ダービー
「コンコルドだ!外から音速の末脚が炸裂する! フサイチコンコルド! 」
「今、一つの競馬の常識が覆されたっ!」
外からフサイチ!外からフサイチ!外からフサイチコンコルド! ダンスインザダーク!
内のほうからメイショウジェニエ! 先頭はダンスインザダークか! コンコルドだ!コンコルドだ!
外から音速の末脚が炸裂する! フサイチコンコルド! 勝ったのはフサイチコンコルド!
そして2着にダンスインザダーク! ・・今・・今、一つの競馬の常識が覆されたっ!
フサイチコンコルドなんとわずか3戦目でダービー制覇!
三宅正治アナがフジテレビに入社した理由は「ダービーの実況がしたいから」だったそうです!
実況を聞くと、ほんとうにダービーの中継がお好きなことがビシビシ伝わってきます。
このフサイチコンコルドが勝った1996年の日本ダービーが、三宅アナ念願のダービー初実況だったと聞くと感動もひとしおですね!
「サニーブライアン」1997年日本ダービー
「これはもうフロックでもなんでもない!二冠達成~!」
サニーブライアンだ!サニーブライアンだ! これはもうフロックでもなんでもない!二冠達成~!
これはもうフロックでもなんでもない!
サニーブライアン堂々と2冠達成です!
勝ちタイムは2分25秒9!上がりの3ハロン35秒1! この上がりでは後ろの馬は届かない!
・・届きません!内を突いたサニーブライアンの逃げ脚はまったく衰えることはなし!
外からメジロブライトもそしてシルクジャスティスも間からランニングゲイルも飛んで来ている、
マチカネフクキタル! ・・しかし・・勝ったのは・・サニーブライアン!
・・いや~、これは恐れ入りました! 大西直宏、サニースワローの2着から10年、ダービー初制覇!
この日本ダービー当時、サニーブライアン一頭しか所有してなかった馬主の宮崎氏と、不遇で人気のなかった騎手、大西直宏が生み出した奇跡のドラマ、発走直前で7番人気の低評価に「これはもうフロックでもなんでもない!」が重なって涙腺崩壊の名実況です。
フロックと評価されていたことをサニーブライアンが知ってるはずがないのに、フロックでも何でもない!と言ってもらって聞いてた人は嬉しかったんですよね~。
「スペシャルウィーク」1998年日本ダービー
「あっという間に、 並ばない!並ばない!」
「夢をつかんだ武豊!ついに夢をつかみました!武豊、スペシャルウィーク! ・・このガッツポーズ!このガッツポーズ!」
4コーナーをカーブして直線コースに出てまいります!
さあ先頭はキングヘイロー!右ムチが入った、 セイウンスカイ!
セイウンスカイがここで満を持して先頭に立った! キングヘイローは下がっていく!
その後ろから 間を割ってスペシャルウィークやってきた! 間を割ってスペシャルウィーク!
スペシャルウィークとそしてセイウンスカイか!
あっという間に、 並ばない!並ばない!
あっという間にかわした! あっという間にかわした!スペシャルウィーク! スペシャルウィーク!
それから外から飛んでくる 16番のボールドエンペラー! ボールドエンペラー!
セイウンスカイ!ダイワスペリアー!インコースからメジロランバート! 夢をつかんだ武豊!
ついに夢をつかみました!武豊、スペシャルウィーク! ・・このガッツポーズ!このガッツポーズ!
最後まで残っていた夢、日本ダービー制覇! この夢を今つかんだ 武豊とスペシャルウィーク!
夢を掴んだ武豊、ゴール後にスペシャルウィークの首筋をポンポンしてねぎらってからの、ガッツポーズ!
「アドマイヤベガ」1999年日本ダービー
「母、ベガの二冠達成から6年! またもその息子が輝く一等星に!
アドマイヤベガ! 史上初の日本ダービー連覇、武豊!アドマイヤベガです!」
「豊が信じたその末脚(すえあし)!豊が信じたその強さ! やはりこの大一番アドマイヤベガです!」
4コーナーをカーブして直線コース!
そしてアドマイヤベガはさらに外に持ち出している!
さあテイエムオペラオー! 外からはナリタトップロード!
テイエムオペラオー、ナリタトップロード やってきている!
さらに、さらに外のほうからはアドマイヤベガ!
アドマイヤベガ!内からブラックタキシード!
さあ先頭はアドマイヤベガか! 懸命にナリタトップロード!
ナリタトップロード!先頭はナリタトップロード!
外からアドマイヤ!外からアドマイヤ!
ナリタトップロード! アドマイヤ!アドマイヤだぁ~!
アドマイヤベガです!
母、ベガの二冠達成から6年! またもその息子が輝く一等星に!
アドマイヤベガ!
史上初の日本ダービー連覇、武豊!アドマイヤベガです!
豊が信じたその末脚!豊が信じたその強さ!
やはりこの大一番アドマイヤベガです!
ブラックタキシード、アドマイヤベガ、ナリタトップロードが並んで…武豊騎手のフォームが最強美しいところも見てください!
「アグネスフライト」2000年日本ダービー
「河内の夢か!豊の意地か!」
「武豊、河内洋、師弟コンビの一騎打ち!!」
さぁ~500M直線コース! 生涯一度の夢舞台! 残り400!栄光まで400!
ジョウテンブレーヴ先頭! ジョウテンブレーヴ先頭か! 外からは懸命にアタラクシア!
あるいはエアシャカール!エアシャカール! アグネスフライトきたぁ~! 外からアグネス!外からアグネス!
しかしエアシャカール!エアシャカール! 豊だ!アグネス、河内の夢も飛んできている!
エアシャカールか!エアシャカールか! それともアグネスか!アグネスか! 河内の夢か!豊の意地か!
どっちだ~!! エアシャカールか、アグネスフライトか! 豊のV3か!河内洋、悲願のダービー制覇か!
すばらしい競馬です!
武豊、河内洋、師弟コンビの一騎打ち!!
このレースも名実況の見本みたいに語られる、もはや伝説に残る実況です。
アグネスフライトとエアシャカールの、武豊と河内洋の師弟コンビの壮絶な叩き合いの実況は、今聞いてみても鳥肌ものですね~。
エアシャカールは皐月賞、そしてのちには菊花賞も制して二冠馬となった馬、武豊はスペシャルウィーク、アドマイヤベガと2年連続でダービーを制した騎手、最強の上にも最強。
アグネスフライトは若草ステークス、京都新聞杯を連勝したところ。
河内洋は往年のリーディングジョッキーで、ずっと上位10位以内にはいましたが、ダービーを勝ったことはありませんでした。
「 河内の夢か!豊の意地か!」
まさに、河内の夢と豊の意地の激しいぶつかり合いの名勝負、それを際立たせる名実況です。
「ジャングルポケット」2001年日本ダービー
「マル外開放元年、新時代の扉をこじ開けたのは内国産馬ジャングルポケット!」
クロフネは、クロフネは伸びない!クロフネ伸びない! ジャングルポケット!ダンツフレーム!
インコースからは、インコースからはダンシングカラーも伸びて来ている! 先頭はしかしジャングルだ!
ジャングルだ!ジャングルポケット! ダンツフレーム!ダンツフレーム2番手!
そしてその後ろからはボーンキングも伸びて来ている! 勝ったのはジャングルポケット~!
勝ったのはジャングルポケット!2着にダンツフレーム! マル外開放元年、新時代の扉をこじ開けたのは内国産馬ジャングルポケット! 角田晃一ダービー初制覇!
「キングカメハメハ」2004年日本ダービー
「曇り空の東京競馬場の空に右手を突き上げました!ミルコデムーロです!」
残り200を切った、残り200を切った! ネオユニヴァース先頭!ネオユニヴァース先頭!
ゼンノロブロイ2番手! 外からザッツザプレンティ!外からザッツザプレンティ3番手!
先頭はネオユニヴァースだ!ネオユニヴァースです! ネオユニヴァース2冠達成!!
2着にゼンノロブロイ!そして3着ザッツザプレンティ!
見事に皐月賞、ダービーの2冠達成!ネオユニヴァース、ミルコデムーロ~!
曇り空の東京競馬場の空に右手を突き上げました!ミルコデムーロです!
ディープインパクト ラストラン有馬記念HD2
「ディープインパクト先頭! ディープインパクト先頭! 間違いなく飛んだ!! 間違いなく飛んだ!」
「最後の衝撃か! これが最後の、ディープインパクト~!」
さぁあなたからもらう最後の夢、あなたからもらう最後の勇気、そしてあなたに送る最後の祈り。
ディープインパクト、ラストラン そしてディープ、あなたは伝説になる!
外の方からはスーッと上がってきた赤い帽子ディープインパクト!
さぁディープインパクトがここで翼を広げるか!
ディープが今、翼を広げた! 外目を突いて上がって来る!
メイショウサムソンをアッという間に置き去りにした!
ディープインパクト先頭! ディープインパクト先頭!
間違いなく飛んだ! 間違いなく飛んだ!
ディープインパクト先頭だ! ダイワメジャー! そしてポップロックが飛んで来ている!
最後の衝撃か! これが最後の、ディープインパクト~!
ラストランを見事に飾りましたディープインパクト!
これが、これが、私たちにくれる最後の衝撃!
強い、ディープインパクト強し!
早くもディープコールが沸き起こっています
このとき、三宅アナは競馬実況歴25年のベテランでした。25年の実況の中でも、ディープインパクトの衝撃はすごかったと振り返っています。
「僕が見てて魅力を感じたのはゴール前で見せる、あの圧倒的な末脚ですよ。あっという間にかわして、そこから更にリード広げて、絶対この馬には勝てない、まさにインパクト」
「スタートして3コーナーあたりで、そこから一気に上がってくる。そこから『翼を広げた』という実況をしたけれど、そこにあるはずのない翼が見えた。そのくらい凄かった」
「今回も『また飛んだよ』という思いがあふれたので『間違いなく飛んだ!』という風に」
三宅正治アナにとってもディープインパクトのラストラン、有馬記念は記憶に残るレースでした。
ダービーの中継がしたくてフジテレビのアナウンサーになったという三宅アナ、ディープインパクトのラストランの実況は感無量だったことでしょう。
「あなたからもらう最後の夢、あなたからもらう最後の勇気、そしてあなたに送る最後の祈り」レース前にはディープインパクトに祈りを送るぐらいですから!
ディープインパクトの生涯成績は14レースに出場して12勝、それだけ聞けばどんなにすごい馬だったか誰でもわかります。
最後の直線で加速して、一気に他の馬を抜き去りぶっちぎるレースは、競馬ファンでなくとも魅了する気持ちのいい見事な勝ち方でした。
ラストランを実況した三宅アナも、記憶に残る名実況お見事でした!
この実況は、コアな競馬ファンには評判がよろしくないようなんですが、どうしてなんでしょうね?
ご存じのコアなファンの方、もし通りすがられましたらこっそり教えてくださると喜びます。
三宅正治アナ実況復帰は?
三宅正治アナの実況のダービー名実況を見てきましたが、やっぱりすごいですね~。
もう一度、三宅アナの実況でダービーが見たい!と願うファンが多いのもよくわかります。
三宅正治アナ自身は、実況復帰についてどう考えているんでしょう。
フジテレビの公式サイトに、インタビュー記事がありました。
「三宅アナの実況が忘れられません。もう実況はしないのでしょうか?」
「そう言っていただけるのは嬉しいですが、「めざましテレビ」のキャスターになった時に実況からは卒業すると決めましたので、もう実況はしないと思います。ただ、カープ優勝決定試合がCXの中継であったら、副音声で実況できればなあとは思っています」
引用:フジテレビ
この記事には日付がありませんが、おそらく2012年頃の記事だろうと思われます。
三宅アナは2012年3月12日にフジテレビアナウンス室公式サイト(アナマガ)内のスポーツアナウンサー共同ブログで「スポーツ実況の第一線から卒業して『めざましテレビ』に専念する」と発表しています。
めざましテレビで共演している軽部真一アナとは同期入社で、両名ともフジテレビ編成局アナウンス室の専任部長という役職に就いています。
三宅正治アナは2011年12月25日放送の『みんなのKEIBA』(第56回有馬記念)の実況を最後に、実況アナウンサーを卒業されました。
三宅正治フジテレビアナウンス室専任部長、1962年11月15日生まれ。
ダービーの名実況をたくさん、どうもありがとうございました!
コメント
2000年ダービーの実況で生涯一と書いてありましたが、聞いてみると生涯一度の夢舞台と言っているように聞こえますが…
もふもふポテ吉さん!コメントありがとうございます!
ほんとだ、間違えてますね汗
助かりました、訂正しました~!
ご親切にどうもありがとうございます!